このシリーズ動画制作のきっかけとかニコ鉄のこと

A列車で行こうシリーズはPS版4と21C、そしてDSを持っています。DS版の出来が思いのほか良く、これは是非布教していきたい!と思ったのがこのシリーズの制作の動機です。A列車で行こうDSの特徴は、まず全体の完成度が物凄く高く、4ベースのライトな鉄道/都市開発ゲームでありながら、結構リアルな企業経営シムであることが挙げられます。現代風に垢抜けた絵柄の社員もいます。


ニコニコ動画では、アイマス仮想戦記だの、MUGEN動画だの、独自のストーリーをつけたものも多く見かけます。「これなら、社員の絵を使ってドラマ風に仕立てたら面白くなるかな?」などと、そう思ってしまったんですね。こういう安直な発想の元に、震災復興開発記の制作を始めたのが5月半ば頃だったと思います。
災害復興シナリオを選んだのは、単純にドラマにしやすい要素だったからです。難易度普通なら4年が期限で、それなりに短くまとまるだろう、というのもありました。この辺は、後でそんなことはないと思い知る結果となりましたが。

ニコニコ動画において、A列車で行こうのゲーム動画というと、一大コミュニティであるニコニコ鉄道と、その世界観の中の動画が多くを占めています。私がニコニコ鉄道を知ったのはTNさんの「東鳩急行」シリーズの動画からだったと思います。ニコ鉄の歴史からすると、ずいぶんと遅い部類ですね。

で、色々悩んで考えた結果、このニコ鉄の世界観には参加しませんでした。何故かというと、いわゆる脳内に浮かんでいたストーリーの「ノリ」がニコ鉄界隈の動画と大きく違っていたのがまず第一の理由です。
また、コミュニティ内で、世界観や設定を共有するのがニコ鉄の魅力で売りだと思うのですが、私はゲーム内キャラに人格を持たせて使ってるんですよね。仮にニコ鉄に参加して、もし私と同じように社員キャラを使った動画を上げる人が出てきた時に「こっちの水沢さんとあっちの水沢さんの人格が違う」とか言う人が出てきたり、またはしけもくがこのキャラ使ってるから・・・と設定で他所様に制限を与えかねないかも、と考えたのが最も大きな理由です。

流石に全部をチェックしてるわけではないのですが、ニコ鉄の動画は色々楽しませていただいてます。よもや対抗心など全くありません。ですが、片翼の人さんの「はるラピ」シリーズなど、ニコ鉄外でも動画を上げている方がいたのが、こう決める後押しになったとも言えるかもしれませんね。