向いている方向

自分はティキンなので、他人様の創作物を個別に評価なんざ、とてもじゃないけどできません。ですが、A列車で行こうというゲームの動画全体の傾向としてちょっと思っていることがあります。

A列車で行こうは鉄道会社経営ゲームなのですから当たり前なのですが、プレイヤーも鉄道好きの人が多いですよね。それで、その動画も傾向として鉄道好き・鉄道マニアにしか向いていないんじゃないのかなぁ、と個人的には思うのです。

私だって鉄道は好きな方ですし、恐らく全日本人の平均から見たらちょっとは詳しい部類かもしれません。でも、ちょっとなのです。鉄道好きのマニアックな会話で、とりあえず聞き手にまわれる程度でしょうか。車両が何々系とか、自分がよく乗ったり見かけるような身近な路線しか知りませんし。
だから、多くのA列車動画を見て、普通に楽しんではいるのですが、いざその解説を見たときに、ふーんなるほどねーと納得はできるのですが、何処かで冷めた目で見ている面があることを否定できません。

鉄道好きによる鉄道好きのための鉄道ゲーム動画、であれば全く問題ないのです。ただ、もっとA列車動画を盛り上げたい!と思うのであれば、興味のない人を引き込むしかないのですよ。鉄道好きをA列車に引き込むには、専門用語を並び立てるのもアリですが、それほど鉄道好きでない人には逆効果なのは想像できると思います。
どうも動画技術のクオリティアップについては考えている人も多数いる、と感じることができるのですけれども、再生数が伸ばしたい、とかそういう部分で思うことがあるならば、この辺一度考えてみては?と少し思っています。
これは私も実践できてはいないのですが、一発ネタではないシリーズもの動画を、多くの人に見てついてきてもらう為には、結局は最大公約数を求めていく動画作りをするのが一番だと思うのです。好きな分野に視聴者を引っ張っていくにも、そこからじゃないのかな、と・・・

・・・まぁニコニコ界がゲーム動画は実況に偏ってしまっていて、字幕プレイ動画そのものがあまり見向きされない点、A列車というゲームそのものが枯れ気味な傾向、など他に問題も沢山あるとは思うのですけれども。

うーん、書いててエラソーなことを言ってますね。作り手の方がお読みになって、ご不快に感じたら申し訳ありません。貶める意図で書いてるんじゃないんですよ、ホントに。